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BOOK

2026.08.17 update
BOOKランキング
  1. 1
    つかめ!理科ダマン 12
    シンテフン/作 ナスンフン/まんが
    マガジンハウス
    ¥1320
  2. 2
    ハヤブサ消防団 森へつづく道
    池井戸潤 集英社
    ¥2200
  3. 3
    100日後に英語がものになる 1日10分ネイティブ英語書き写し
    ブレット・リンゼイ/著 井上麻衣/訳
    サンマーク出版
    ¥1980
  4. 4
    科学的に証明されたすごい習慣大百科
    堀田秀吾 SBクリエイティブ
    ¥1760
  5. 5
    月がきれいな夜に、誰かに思い出してほしかった
    川代紗生 サンマーク出版
    ¥1760
西館6階 くまざわ書店
スタッフおすすめ
海月の骨
朝宮夕/著 2000円 講談社

海月の骨

足りない、もっとこの先を見せてほしい。彼らの心をもう少し覗いていたい。
「特殊遺品整理課」を通して描かれるのは、孤独死の本当の最後。人とは、暮らしとは、尊厳とは、家族とは。

二人の遺品整理士は部屋を片づけ、「生きた証」を見届ける。「部屋には、そこで生きた人の人生が詰まってる」異臭を放つ孤独死の現場を清掃し、遺された物を処分する【特殊遺品整理課】。床を覆う無数のゴミ、家族との写真、子どもの工作品、謝罪を綴ったノート、お揃いの食器--。清掃が終われば、そこで生きた人の痕跡は一つ残らず消えてしまう。現場を担う水生と鳴海は、遺された部屋を手掛かりに、誰にも看取られず逝った見知らぬ他人の人生を想像する。

正直、描写だけでも苦手な人がいるかもしれない、過酷な仕事だ。けれど彼らは驚くほど清々しく働き、腹を満たし、眠る。どうしようもない現実、踏み込めない距離を、諦めたり忘れようとしたりしながら。人の暮らしの終わりに向き合う彼らの人生にも、変化と覚悟が訪れる。

どうか、一人でも多くの手に届いてほしい作品だ。