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2026.02.26 update
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1大河の一滴 最終章
五木寛之 幻冬舎¥1980 -
2デコピンのとくべつないちにち
大谷翔平/文
マイケル・ブランク/文 ファニー・リム/絵
田中亜希子/訳
ポプラ社¥1980 -
3青天
若林正恭 文藝春秋¥1980 -
4科学的に証明されたすごい習慣大百科
堀田秀吾 SBクリエイティブ¥1760 -
5TOEIC L&R TEST出る単特急金のフレーズ
TEX加藤 朝日新聞出版¥990
西館6階 くまざわ書店
スタッフおすすめ
悪魔のいる天国 改版
星新一の作品を初めて読んだ。いつでも読めるところにあると後回しにしてしまうものだから、この色褪せない驚きと新しさを知るのも遅くなってしまった。
ショートショートという形式のSFは、星新一を語る上で外せないものである。
短編、それもたった数ページほどの短さに、近未来的な新鮮さと現代への皮肉、結末のどんでん返しが詰まっているのは、何度読んでも信じられない完成度だ。短編ひとつひとつの設定、意外性、まとまりなどすべての質に脱帽せざるを得ない。
読後の感想として一番大きかったのは、
「星新一って人間が嫌いなのかな」
である。
新しい技術により便利な生活があるように思えても、実は知らぬ間に失われているものがある___というような話が多いのだ。
ユーモアに溢れたSFだと思って開いたのに、チクチクと針で刺されているような後ろめたさでいっぱいになる。
得ることのメリットに気を取られ、デメリットを見過ごして後から取り返しがつかなくなっているのは、我々現代人も同じである。
科学技術力を人類が得れば得るほど、そのリスクを強く感じさせる。
いつから私は、人を中心にして世界を見ていたのだろうか。












